西宮市議会 > 1970-12-22 >
昭和45年12月(第 5回)定例会−12月22日-05号

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  1. 西宮市議会 1970-12-22
    昭和45年12月(第 5回)定例会−12月22日-05号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    昭和45年12月(第 5回)定例会−12月22日-05号昭和45年12月(第 5回)定例会              市議会12月定例会議事日程                   昭和45年12月22日午前10時開議                   於        議        場 日程順序        件         名             ページ 第1  認定第3号 昭和44年度西宮市一般会計および特別会計歳入歳出決算認定の件                                    252 第2  議案第100号 西宮市吏員退隠料条例の一部を改正する条例制定の件  259  議案第101号 昭和35年3月31日以前、または昭和35年4月1日以後給与事由の生じた西宮市吏員退隠料条例による普通退隠料、廃疾年金および遺族年金の年額の改定に関する条例の一部を改正する条例制定の件                                    259  議案第102号 昭和35年3月31日以前、または、昭和35年4月1日以後給付事由の生じた西宮市職員共済会条例による退職年金および遺族年金の年金額の改定に関する条例の一部を改正する条例制定の件                                    259  議案第103号 昭和23年6月30日以前に給与事由の生じた退隠料の年額改定に関する条例を廃止する条例制定の件                                    259  議案第104号 昭和28年12月31日以前に給付事由が発生した普通退隠料及び遺族年金の年額の改定に関する条例を廃止する条例制定の件
                                       259  議案第105号 昭和28年12月31日以前または昭和29年1月1日以後に給与事由の生じた普通退隠料および遺族年金の年額の改定に関する条例を廃止する条例制定の件                                    259  議案第106号 昭和34年3月31日以前に給付事由の生じた西宮市職員共済会条例による退職年金および遺族年金の年金額の改定に関する条例を廃止する条例制定の件                                    259  議案第107号 西宮市消防本部および消防署条例の一部を改正する条例制定の件                                    259  議案第108号 西宮市営住宅条例の一部を改正する条例制定の件    259  議案第129号 西宮市心身障害者扶養共済特別措置条例制定の件    259 第3  議案第109号 水稲無事もどし金交付に関する件           261  議案第118号 昭和45年度西宮市一般会計補正予算(第8号)    261  議案第119号 昭和45年度西宮市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)                                    261  議案第120号 昭和45年度西宮市食肉センター特別会計補正予算(第1号)                                    261  議案第121号 昭和45年度西宮市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)                                    261  議案第122号 昭和45年度西宮市住宅費特別会計補正予算(第2号) 261  議案第123号 昭和45年度西宮市生活環境施設整備事業特別会計補正予算(第1号)                                    261  議案第124号 昭和45年度西宮市兵庫県住宅供給公社委託事業特別会計補正予算(第1号)                                    261  議案第126号 昭和45年度西宮市立中央病院事業会計補正予算(第3号)                                    261 第4  議案第110号 市道路線変更の件(幹第17号線札場筋線)      280  議案第111号 市道路線変更の件(段上町7丁目甲第56号線)    280  議案第112号 市道路線認定の件(新甲陽町西第1056号線ほか)  280  議案第113号 市道路線変更の件(門戸字北開地甲第228号線ほか) 280  議案第114号 市道路線廃止の件(門戸字北開地甲第229号線)   280  議案第115号 市道路線変更の件(甲陽園若江町西第815号線)   280  議案第116号 市道路線認定の件(甲陽園西山町西第1058号線ほか)                                    280  議案第117号 市道路線認定の件(塩瀬町青葉台塩第64号線ほか)  280  議案第127号 工事請負契約締結の件(下水終末処理場曝気槽新設工事)                                    280  議案第128号 工事請負契約締結の件(枝川幹線下水道新設工事)   280 第5  議案第130号 西宮市一般職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定の件                                    281  議案第131号 西宮市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例制定の件                                    281  議案第132号 昭和45年度西宮市一般会計補正予算(第9号)    281  議案第133号 昭和45年度西宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)                                    281  議案第134号 昭和45年度西宮市公益質屋特別会計補正予算(第1号)281  議案第135号 昭和45年度西宮市食肉センター特別会計補正予算(第2号)                                    281  議案第136号 昭和45年度西宮市農業共済事業特別会計補正予算(第2号)                                    281  議案第137号 昭和45年度西宮市下水道事業特別会計補正予算(第2号)                                    281  議案第138号 昭和45年度西宮市住宅費特別会計補正予算(第3号) 281  議案第139号 昭和45年度西宮市自転車競技事業特別会計補正予算(第3号)                                    281  議案第140号 昭和45年度西宮市兵庫県住宅供給公社委託事業特別会計補正予算(第2号)                                    281  議案第141号 昭和45年度西宮市甲東瓦木地土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)                                    281  議案第142号 昭和45年度西宮市立中央病院事業会計補正予算(第4号)                                    281  議案第143号 昭和45年度西宮市水道事業会計補正予算(第2号)  281  議案第144号 昭和45年度西宮市工業用水道事業会計補正予算(第1号)                                    281 第6  議案第97号 昭和45年西宮市立中央病院事業会計補正予算(第2号) 282 第7  意見書案第8号 旧軍人等に対する恩給処遇の改善等に関する意見書提出の件                                    284 第8  請第8号 香櫨園地区学童保育所を設置するための請願        285  請第9号 保育所建設に関する請願                  285 第9  請第7号 旧軍人等に対する恩給処遇の改善等に関する請願       286 第10  民生常任委員会所管事項調査の件(中央病院新築移転に関する調査)  286 第11  諮問第1号 公有水面埋立について(甲子園地区)           286  諮問第2号 公有水面埋立について(西宮地区)            286  諮問第3号 公有水面埋立について(朝凪町1番50号地先)      286  (昭和42年度)  請第24号 生活環境保全について請願                286  (昭和44年度)  請第9号 武庫川流域下水道布設に伴う用地問題に関する請願      286  (昭和45年度)  請第10号 税制改革に関する請願                  286  山陽新幹線通過に伴う諸問題調査の件                 286  本市公有水面埋立調査の件                      286  庁舎建設準備調査の件  本市公害問題の実態調査並びに対策の件                286  武庫川流域下水道の調査について                   286  文教常任委員会所管事項調査の件(高校設置に関する調査、学校園用地確保に関する調査)                                    286                               西宮市議会議長              出   席   議   員
       1番  八 木 米 次 君      23番  松 本 駒 吉 君    2番  吉 村 夘之松 君      25番  東 内 三 男 君    3番  上 月 く み 君      26番  江 上 常 富 君    4番  岡 田 八百蔵 君      27番  半 田 幸 雄 君    5番  安 藤 美 信 君      28番  野 田 義 夫 君    6番  西 中 惣 司 君      29番  宮 本 克 俊 君    8番  幸 田 竜 一 君      30番  長 本 信 頼 君    9番  松 田 昭 山 君      31番  小 西   元 君   10番  宮 崎 三 治 君      32番  白 川 夙 雄 君   12番  森     豊 君      33番  平 内 伍 郎 君   13番  目 黒 邦 典 君      34番  海 貝 福 松 君   14番  野 田 勇 雄 君      35番  平 岡 利 美 君   15番  井 上 マキヱ 君      36番  大 賀 数 一 君   16番  灘 儀 義 雄 君      38番  綾 部 寅 夫 君   17番  平 野 正 裕 君      40番  前 田   東 君   18番  荒 川 夘一郎 君      41番  塚 田 信 義 君   19番  谷 口 徳 二 君      42番  上 島 信 雄 君   20番  大 槻 弥之助 君      43番  中 村 芳 雄 君   21番  小 牧 裕 子 君      44番  草 加 義 直 君   22番  阪 本 信 弘 君              欠   席   議   員   11番  長 岡 初 男 君      39番  神 谷 美 明 君   24番  木 下   茂 君              説明のため出席した者の職氏名 市長       辰 馬 龍 雄 君    区画整理部長  松 田 次 郎 君 助役       松 浦 松 一 君    建築部長    近 藤 恒 夫 君 助役       松 岡 清八郎 君   土木局長     前 田 一 男 君 収入役      野 田 徳太郎 君    下水道部長   笹 村 皆 春 君 市長公室長    南 野 三 郎 君    失業対策部長  赤 穂 泰 造 君 秘書課長     加 藤 和 丕 君   消防長      宮 崎   勝 君 公害安全対策部長 三 村 幸 治 君   中央病院事務局長 阪 下 勝 彦 君 総務局長     太 田 規 次 君   水道事業管理者  小 野 行 茂 君   行政課長   松 村 暢 之 君    水道局次長   小 倉 誠 矣 君 財政局長     小 田 忠 彦 君   選管事務局長   郷 田 正 一 君  税務部長    太 田   芳 君   農委事務局長   藤 本 幸 夫 君   財政課長   中 平 一 郎 君   監査委員     覚 心 平十郎 君 民生局長     西 田 豊 正 君     同       久賀田 義 治 君  同和対策室長  稲 見 竹 夫 君   監査事務局長   三 竿 夷七郎 君  社会部長    藤 井 金 也 君   教育委員長職務代理小 野 勝 雄 君 福祉事務所長   森 原 孝 雄 君   教育長      刀禰館 正 也 君 衛生局長     永 島   茂 君   教育次長     竹 村 賢 造 君  清掃部長    橘     実 君   教委管理部長   仲 田   英 君 建設局長     馬 場 順 三 君    〃 学校教育部長 宮 崎   康 君 計画室長     杉 山   武 君    〃 社会教育部長 森 元 清 三 君            職務のため議場に出席した事務局職員 事務局長     平 山 義 一 君   書記       鎌 田 安 知 君 議事課長     伊 東 貞 義 君    同        金 重 勝 己 君 議事係長     川 崎   正 君   速記書記     野 口   修 君 書記       増 田 昭 二 君   速記事務員    竹 井 豊 実 君 〃        平 岡 和 隆 君           (午前10時36分  開議) ○議長(八木米次君) ただいまより定例会第5日目の会議を開きます。  現在までの出席議員は35名であります。  本日の会議録署名議員会議規則第113条の規定によりまして、13番 目黒邦典君、15番 井上マキヱ君、以上両君を指名いたします。  本日の議事日程はお手元に配付いたしました日程表の通りでございます。  これより日程に従い議事を進めます。  まず、日程第1 認定第3号を議題といたします。  本決算に対する委員長の報告を求めます。決算特別委員長 阪本信弘君。           (登   壇) ◆22番(阪本信弘君) 決算特別委員長報告。  本委員会は、去る9日開催の本会議において、認定第3号 昭和44年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件を審査するため設置され、以来審査を続けておりましたが、審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、12月10日に委員会を開催、正副委員長の互選を行ない、委員長に不肖阪本信弘、副委員長に谷口徳二君、白川夙雄君、塚田信義君、目黒邦典君を選び、引き続き今後の審査方法を協議いたしました結果、分科会を設けて審査することにいたしました。直ちに、総務、文教、民生、建設水道の4分科会を設置するとともに、11日より19日までの9日間の日程で各分科会を開催、精力的に審査を行なってまいりました。続いて21日に委員会を開催、各分科会より審査経過並びに意見の報告を受け、それを元に慎重審査し、討論、採決いたしました結果、分科会の意見を付し、賛成多数をもって認定すべきものと決定いたしました。  次に分科会の審査過程における意見を申し上げます。  1.学校建築費国庫負担について年々地方財政が窮迫する中で、学校建築にあたっては、国庫補助、起債にたより、逐次建築をされているところでありますが、この竣工が年度途中になっているのが通例化している現状にあります。これは補助対象事業として義務教育学校施設費国庫負担法の適用を受けているためであります。すなわち、国庫補助の積算基礎と遅る工事費の算定は新築、増築を行なう示度の5月1日における学校基本調査に基づいているのであります。このため現実の問題として、翌年度に学級不足が見込まれることを予測して当年度に施設を竣工し、翌年4月1日に開校するには市の単独事業とする以外不可能であり、各地方公共団体財政事情から債務負担行為により建築を行ない、翌年度の5月2日以降に竣工させる措置をとり、補助、起債を受けているのが実情であります。このため開校から竣工までの間、児童生徒は仮校舎で授業を受けるという事態におかれ、地方公共団体の財政上の負担はもちろん、正常な学校教育とはとうてい申せないのであります。これを解消するためには、国庫負担の対象となる面積の算定を、建築年度の翌々年度の児童生徒予定数を基礎として行なうことができるよう、法律の抜本的な改正が必要であります。よって当局におかれては、全国市長会等の関係団体をけじめとして、あらゆる機会をとらえ国に対し強力に改善方について要請し、これが実現をはかられるよう強く要望いたします。2.規則の改正について。  市行政は法律をはじめ、条例、規則に基づき執行されることは申すまでもありません。社会経済の変動等に応じ、法律はもとより市条例も逐次改正されてきているところでありますが、条例の委任でもあるところの長の権限に属する規則の改正が、事務手続の上で遅延している例が生じているのであります。条例、規則は市行政を遂行していく上の根本をなすものであり、かかる事態は容認されないところであります。よって当局におかれては、これらの改正については的確にすみやかな措置をとられるよう強く要望いたします。3.不用品の売り払いについて。  不用品売り払いについては、その時期、物品等を広く市民に周知させるなど効率的な処分をはかられたい。4.超過勤務について。  超過勤務による事務、事業の執行が目立つが、本来時間外勤務は、緊急、あるいは夜間、休日等に行なわれるものであって、これが恒常化することは、計画的にして能率的な運営とは言えず、職員の健康保持の面からいっても好ましくない。よって効率的にして正常な執務体制を確立するため、(1)職員の健康保持に配慮がなされているか、(2)時間外、または休日勤務が必要となった経過が明確か、(3)業務の種類及び景に応じた適正な機構が確立されているか、(4)職員の配置が適材適所に行なわれているか、またこれに伴う人員確保ができているか。以上のことについて再検討されたい。5.学校園の用地買収について。  ここ数年来用地買収事業のおくれが続いているため、文教分科会並びに文教常任委員会において再三促進方の要望をしてきたが、昭和44年度においても、4件、五億四千金万円の事業費が次年度繰り越しとなったことは、まことに遺憾である。現在、既設校においては、児童生徒数が年々増加の一途をたどり、マンモス化現象による各種の弊害、教室不足などのため、学校教育の適正な推進に支障を来たすことを憂うものであり、これを打開する道は新設校の早期建設をおいてはほかになく、市民もまた正常教育を強く望んでいることは申すまでもない。これらの点については、本市が標榜している教育優先の原則に基づいて早急に解決せられたい。なお、付言すれば、最近における市の用地取得におくれが生じているが、市の将来計画にも支障となるものであるから、用地買収の促進を重点施策の一つとして取り上げるべきである。現下の社会情勢からして、用地買収の困難性は今後ますます増大するものと考えられ、またその交渉にあたっては、複雑にして専門的な知識、経験がいままで以上に要求される情勢となってきていることからも、これに対応できる体制づくりが必要である。よって当局におかれては、用地買収本業にあたっては、この際強力な機構の確立、執行体制の改善等によって効果があがるよう抜本的な対策を講ぜられたい。  当局におかれては以上の意見を十分斟酌して、今後の市政に反映するよう努力されたい。  以上、御報告申し上げます。(拍 手) ○議長(八木米次君) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告につきまして質疑はありませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論の通告を受けておりますので、発言を許可いたします。まず、26番 江上常富君。 ◆26番(江上常富君) 社会党議員団として44年度の一般会計決算については、その一部について決算の認定ができませんので、その点を申し上げて御賛同をいただきたいと思います。  社会党は、第8款の土木費第4項港湾費19節の負担金補助及び交付金のうち、重要港湾改良事業地元負担金7500万円について認定をできません。これは私たちがしばしば当初予算においても、その後の議会においても申し上げております通り、西宮の財政というのが、当初予算でも市長は財政の苦しさを言っておられますし、非常に市民の要求にもこたえられないような財政難の中にある、こういう中において県から押しつけられたところの負担金というものを出していくことについて、当局の姿勢にひとつは問題点があるわけであります。これはほかの分野でもたくさんありますけれども、この点について常に私たちはそういうことを主張しておりますし、したがって市長も県議会に請願を出して、それが採択をされておる。こういう状況からいっても、県にもっと強力に負担金を出さないような方向をとるべきではないか、こういうことで決算において7500万円の大きな金額を県に対して負担をしておるということについて私たちは納得ができません。したがって以上の理由により昭和44年度の決算認定については一部承認できないことを申し上げておきたいと思います。  以上です。 ○議長(八木米次君) 次に、21番 小牧裕子君。           (登   壇) ◆21番(小牧裕子君) 共産党議員団を代表いたしまして、認定第3号 昭和44年度西宮市一般会計決算につきまして反対の立場から意見を申し述べさせていただきます。  私たち共産党議員団は44年度の予算審議にあたりまして、44年度は1970年の安保条約の固定期限の切れる時期を目前にして、軍事費、財政投融資を強化した国家予算、いわゆる安保予算の中で全国的にますます地方財政の圧迫される年であること、特別職の報酬引き上げをやめて、市民の要求実現を願う、西宮で初めて起こりました直接請求運動にこたえるべき、まさに市長みずからの政治姿勢を問われる年であることを指摘してまいりました。44年度については、特に市民の福祉と利益を守り、市民の税金が市民生活向上のために使われるよう真剣な積極的な努力が行なわれなければならなかった最も重要な時期に当たっていたと思います。ところが全体としてこのたび明らかにされた決算では、自民党政府の出先機関として市民生活をますます悪化窮迫させ、大企業優先の結果となってあらわれてきております。西宮市のまちの状況を見ましても、独占資本の要請による、いわゆる国家的事業という名のもとで行なわれました万博関連の道路事業、あるいは区画整理事業によって市民の生活環境は破壊され、今日公害と交通事故の危険がますます増加し、生活の基盤をくずされた中小商店が少なくありません。また、一方市の財政面から見ますと、44年度より地方交付税交付団体となり、人口の増に伴って学校や保育所など基本的な行政の需要が増加していることは明らかでありますのに、これに対してもどういうふうに積極的な姿勢でもって解決していくかという、その姿勢が見られておりません。  具体的に決算や細部について意見を申し上げますと、歳入面におきましては、何よりも16億8000万円の競輪収益にたよるという、健全な地方財政のあり方からいいますと、全く、当初予算審議でも多くの問題点を提起いたしました。こういう不健全な状態に支えられつつ、しかも法人税をはじめ、企業の負担すべき使用料等の基準が低く、しかも市民の財産である不動産が九十数件、不用品として車両類などがくず鉄同然の値段で処分されている状態であります。その中で、依然として自民党政府の超過負担の押しつけの中で学校建設はおくれておりますし、特に保育所に至りましては、当初に約束された、新設2園、用地取得2カ所、この約束が国の補助がつかない等々の、主として財政上の点で繰り越され、年度内に用地取得ができたのはわずか1カ所という実情になっております。  また、歳出の面におきましては、すでに何度も指摘をしておりますように、日米市長会の分担金等、いま非常に国際情勢が大きく動いておりますこの中で、今日ただいまの問題をとってみましても、日中貿易、繊維交渉、沖縄問題等、すべてアメリカの言うなりになって動いております日本の国政、その中でだんだんアメリカ帝国主義が孤立化しつつある、こういう情勢の中で日米市長会等の分担金など、真の世界平和にむしろ悪影響を与える各会議への分担金が支出されております。また労働者に対しましては特別職報酬の大幅引き上げに対して、臨時職員の日給はわずか800円、しかも職員の勤労意欲を押えみずから住民に奉仕する態度をゆがめる思想調査の内容を含んだ採用時の調査のための興信所への委託料等の支出が同時に行なわれております。  次に、第7款商工費では工業用水道費2659万1000円が出資されておりますが、水道料の正当な引き上げの徴収が行なわれずに、国、市の、つまり働いている市民の負担によって工業用水道の再建をはかることは、同じ企業会計のワクに縛られておりますその中でも、人間の生命にかかわる上水道会計、この44年度決算では、上水道へは1000万円の支出がされておりますが、この上水道会計のあり方と比べても、企業優先の姿勢が明らかになっております。  第8款の土木費の中では、港湾費として重要港湾改良事業地元負担金7500万円が出されておりますが、県の事業として進められる問題で市に負担させる。しかも今後の西宮の海岸埋立後の港湾設備は当然地元の受益どころか、大きな公害源と財政圧迫を引き起こすことが明らかである、この時点で4分の1という過大なる地元負担を唯々として支出した市の姿勢は、一体地方自治体の主体性はどこにあるのかということに疑問を感じざるを得ません。  同じく第8款で特別会計に繰り出されている幾つかの費目がありますが、特別会計の中では、区画整理の清算費をはじめとした一連の区画整理の事業費が大きく組まれております。特に区画整理清算費については、復興地区について清算金の交付が44年度で完了しているにもかかわらず、徴収のほうは576万4129円の未納があります。しかも現在市内で行なわれている区画整理事業の説明会におきまして、これは清算金の徴収交付は差し引きゼロになるのであって、関係する住民は損も得もしない勘定になるのだということを一貫して説明しておりますけれども、復興地の区画整理事業におきまして、交付はすでに終了した、しかも清算金はまだ今後入ってくる、こういう状態では、この今後入ってくる清算金というものは、まるまる市の収益になってくる、差し引きプラスマイナスがゼロではないという、非常に不可解な決算があらわれております。しかも、滞納者約50件の中に大蔵省7561円が含まれております。政府は新全総の基本方針に基づいて市街化を進めていく方策として、今後もっぱら区画整理方式を進めるということを強調して、西宮市にもそういう方針を押しつけておりますけれども、一方で区画整理を押しつけ、当然率先して払うべき清算金は払わない、こういう国の矛盾をなぜ市が追及しないのか疑問に思います。したがいまして区画整理はこのような多くの問題点を含み、住民に犠牲を負わせるという点で、苦楽園や用東瓦木、鉄北、各地区の区画整理事業につきましても、結局は住民の負担で幹線道路をつくり出し、それを利用する大企業、さらにその資材を提供する建設会社、あるいはその道を走る自動車会社、つまり鉄鋼、セメント等の日本の大独占の利益に資するために、大資本の代理人である自民党政府の政策の一環であるところから、私どもは認めるわけにいきません。  また、生活環境施設の整備事業の中で、44年度から受益者負担金が取られましたが、一般市民の納付率は非常に高い状態ですが、近畿財務局など官公庁で約16万円の負担について予算措置がしてなくて、納付困難という理由で収入未済になっております。この件につきましては、今年度になって納付されているという説明を聞きましたけれども、私ども一般市民の生活においては、予算措置がしてないから支払いができないというふうなことで、なかなか認めてはもらえない。市税の徴収についてのきびしい追及というものは、すでに市民が常々味わっているところでございます。ここにも市民の切実な生活を無視した行政が赤裸々にあらわれている。以上のような住民の利益に反する国の方針に唯々諾々として従い、大資本の優遇措置をはかっておるこの西宮市政の中で、財政の負担を補うのに、競輪という、結局は労働者の働き疲れ、合理化にすり減らされた労働強化で、世の中には何億というお金をもうけて、悪いことをしても見つからないえらい人がいる中で、一獲千金を夢見て奈落の底に落ちていく、そういう働く貧しい人々、あるいはばくちにうつつを抜かすそういう人たちのふところを当てにした競輪収益によって西宮財政が保たれていっている、こういうような内容の決算に対しまして、私ども共産党議員団はこの認定第3号については認定することができませんので、以上反対の意見を申し述べます。  どうもありがとうございました。
    ○議長(八木米次君) ほかにございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。  認定第3号は、ただいまの特別委員長の報告通り認定することに賛成の諸君の起立を求めます。           (賛成者起立) ○議長(八木米次君) 起立多数であります。よって認定第3号は原案通り認定することに決しました。  なお、特別委員会における委員長報告、審査意見等につきましては、その趣旨に沿い善処せられるよう、特に希望いたします。  次に、日程第2 議案第100号外9件を一括して議題といたします。  各案に対する委員長の報告を求めます。  まず、総務常任委員長 谷口徳二君。 ◆19番(谷口徳二君) 総務常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第100号 西宮市吏員退隠料条例の一部を改正する条例制定の件、議案第101号 昭和35年3月31日以前、または昭和35年4月1日以後給与事由の生じた西宮市吏員退隠料条例による普通退隠料、廃疾年金および遺族年金の年額の改定に関する条例の一部を改正する条例制定の件、議案第102号 昭和35年3月31日以前、または昭和35年4月1日以後給付事由の生じた西宮市職員共済会条例による退職年金および遺族年金の年金額の改定に関する条例の一部を改正する条例制定の件、議案第103号 昭和23年6月30日以前に給与事由の生じた退隠料の年額改定に関する条例を廃止する条例制定の件、議案第104号 昭和28年12月31日以前に給付事由が発生した普通退隠料及び遺族年金の年額の改定に関する条例を廃止する条例制定の件、議案第105号 昭和28年12月31日以前または昭和29年1月1日以後に給与事由の生じた普通退隠料および遺族年金の年額の改定に関する条例を廃止する条例制定の件、議案第106号 昭和34年3月31日以前に給付事由の生じた西宮市職員共済会条例による退職年金および遺族年金の年金額の改定に関する条例を廃止する条例制定の件、議案第107号 西宮市消防本部および消防署条例の一部を改正する条例制定の件、以上8件については、去る11日に開催いたしました委員会において当局より詳細なる説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、いずれも原案通り承認を与えることに決しました。  議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(八木米次君) 次に、民生常任委員長 塚田信義君。 ◆41番(塚田信義君) 民生常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第129号 西宮市心身障害者扶養共済特別措置条例制定の件につきましては、去る11日に開催いたしました委員会において当局より詳細な説明を聴取するとともに関係資料の提出を求め、慎重に審査をいたしました結果、当条例は西宮市重度心身障害者保険扶養制度適用者を、本年4月に制定された県の心身障害者扶養共済制度へ切りかえるにあたり、その生ずる給付の不利益分を補助せんとするものであり、その内容につきましては阪神広域行政とのいきさつもあるやに聞いておるのでありますが、さらに社会保障という理念に立って次年度以降においては他市にその類を見ないほど十分な支給内容を持ったものに改善されたく、その要望を付して原案を承認すべきものと決しました。  議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 ○議長(八木米次君) 次に、建設水道常任委員長 目黒邦典君。 ◆13番(目黒邦典君) 建設水道常任委員長報告。  ただいま上程中の諸議案のうち、当委員会に付託されました、議案第108号 西宮市営住宅条例の一部を改正する条例制定の件につきましては、去る14日開催の委員会におきまして当局の詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、承認すべきものと決しました。  議員各位の御賛同をお願い申し上げ、委員長の報告といたします。 ○議長(八木米次君) 各委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告につきまして質疑はございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。  上程中の各案に御意見はございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。  上程中の議案第100号外9件は、ただいまの委員長報告通り決することに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よって議案第100号外9件は原案通り可決されました。  なお、委員会における要望事項は、その趣旨に沿い善処されるよう希望いたします。  次に、日程第3 議案第109号外8件を一括して議題といたします。  各案に対する委員長報告を求めます。  まず、総務常任委員長 谷口徳二君。 ◆19番(谷口徳二君) 総務常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第118号 昭和45年度西宮市一般会計補正予算(第8号)のうち、本委員会所管各科目について、去る11日、18日の両日開催いたしました委員会において当局の詳細なる説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、次の要望を付し、賛成多数をもって原案通り承認を与えることに決しました。  次にサンテレビジョン出資に関しまして要望事項を申し上げます。  今回本市が出資を行なおうとする株式会社サンテレビジョンは、昭和44年5月開局以来、県内唯一のテレビ放送局としてその業務を行なっておりますが、本年10月の北阪神、芦屋、宝塚の3中継局の開局により阪神各市の大部分がその視聴地域となり、本市も世帯数の90%以上が受像可能となったのであります。これに伴い同社より阪神間6市に対して総額3000万円の出資要望があり、6市協議の結果、各市の世帯割によって負担に応ずることになったのであります。今日の情報化時代におけるテレビの果たす役割りはまことに大きいものがあります。このときに、サンテレビジョンがそのローカル局としての特性を生かし、兵庫県をはじめ、各市町村の動き、あるいは郷土の芸能、文化など、公共的、かつ住民の身近なニュース伝達に特に意を用いられることに、われわれは大きな期待を寄せるものであります。当局におかれては、これが出資に当たっては以上の点を同社の番組編成面に十分に反映されるようつとめられるとともに、各市歩調を合わせて出資の目的を達成されることを要望する次第であります。  議員各位の御賛同をお願いいたしまして、委員長の報告を終わります。 ○議長(八木米次君) 次に、文教常任委員長 白川夙雄君。 ◆32番(白川夙雄君) 文教常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第118号 昭和45年度西宮市一般会計補正予算(第8号)のうち、当委員会所管科目につきましては、去る11日開催いたしました委員会において当局より詳細なる説明を聴取するとともに、関係資料の提出を求め、慎重に審査いたしました結果、賛成多数をもって原案に承認を与えることに決定いたしました。  なお、歳出第10款教育費第1項教育総務費第7目公立学校等建築費のうち、新設県立高等学校整地事業費、並びに債務負担行為のうち、新設県立高等学校整地事業費について松田議員ほか1名より少数意見が留保されておりますので、申し添えます。  以上議員各位の御賛同をお願いいたしまして、委員長の報告といたします。 ○議長(八木米次君) 次に、民生常任委員長 塚田信義君。 ◆41番(塚田信義君) 民生常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第109号、議案第118号、議案第119号、議案第120号、議案第121号、議案第126号、以上6件につきましては、去る11日及び18日の両日にわたり開催いたしました委員会において当局より詳細なる説明を聴取するとともに、関係資料の提出を求め、慎重に審査いたしました結果、議案第118号については要望を付し、その他はいずれも異議なく原案を承認すべきものと決しました。  次に、議案第118号の件に関し要望事項を申し上げます。  歳出第8款民生費第1項社会福祉費第7目老人福祉費の寝たきり老人の対策についてであります。本市においても、現在老人家庭奉仕員の派遣、特殊寝台の貸与、居室の増改築に対する貸付金、訪問健康診査等の施策を行ない、前向きの姿勢で取り組んでいることは認められるのであります。しかしいまだ十分とは言えない状態で、本市内においてもかなりの寝たきり老人がおられ、その介護に当たる家族の精神的、肉体的、経済的な負担はまことに大きなものがあり、いまや介護をする側もノイローゼ気味であるとさえ言われております。そこで、本年4月に開園した特別養護老人ホーム甲寿園も本市のみその収容人員を飛躍的に増大させることは困難であろうと思うのでありますが、今後関係方面にねばり強い折衝をされて、その施設の拡充による収容ワクの拡大に努力されるとともに、明年度予算編成にあたっても、老人福祉面に格別の配慮をされるよう、ことに要望いたす次第であります。  以上、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 ○議長(八木米次君) 次に、建設水道常任委員長 目黒邦典君。 ◆13番(目黒邦典君) 建設水道常任委員長報告。  ただいま上程中の諸議案のうち、当委員会に付託されました 議案第118号 昭和45年度西宮市一般会計補正予算(第8号)のうち当委員会所管科目、及び議案第122号 昭和45年度西宮市住宅費特別会計補正予算(第2号)、議案第123号 昭和45年度西宮市生活環境施設整備事業特別会計補正予算(第1号)、議案第124号 昭和45年度西宮市兵庫県住宅供給公社委託事業特別会計補正予算(第1号)、以上4件につきましては、去る11日以来開催の委員会におきまして当局の詳細な説明に基づいて慎重に審査いたしました結果、議案第123号については、賛成多数をもって、その他はいずれも異議なく承認すべきものと決しました。  議員各位の御賛同をお願いし、委員長報告といたします。 ○議長(八木米次君) 各委員長の報告は終わりましたが、引き続き議案第118号に対する少数意見者の報告を求めます。9番 松田昭山君。 ◆9番(松田昭山君) 議案第118号のうち、歳出第10款教育費の中で、新設県立高等学校整地事業費につきまして常任委員会において少数意見の留保をいたしておりますから、申し上げたいと思います。  まず第1に、県立高校の建設につきましては、地方自治法の第2条によって県の固有事務ということになっているわけであります。したがってこの事業費は地方財政法第27条3によって全額県が負担をすべきであり、自治省の通達によっても明らかなところであります。しかも市の当局は、常に財政苦を訴えて住民の行政需要にも十分に応じられていないというときに、このような超過負担をみずから認めるということは、ますますもって市の財政を圧迫するということになるわけであります。昭和44年度の兵庫県の一般会計決算を見てみますというと、15億円余りの黒字になっているわけであります。こういうふうに県財政に余裕があるときに、このような要求に応ずるという市の当局の姿勢は非常に弱腰であると言わなければならないわけであります。そこで、市がこの事業費を負担をしなかったからといって、昭和46年の4月に開校ができないというような、そういう客観情勢にはないわけであります。  以上申し上げましたような理由によって、新設の県立高等学校整地事業費8122万円には反対するものであります。 ○議長(八木米次君) 委員長報告、並びに少数意見者の報告につきまして質疑はございませんか。──22番。 ◆22番(阪本信弘君) 事、高等学校建設に対して法に違反呼ばわりすることは、まことにおだやかでないと思うわけでございます。したがって少数意見者の松田議員さんに一、二お尋ねしたいと思うわけですが、留保した基礎的な考え方については、地方自治法第2条の違反である、これはいわゆる地方公共団体の法人格とその事務、及び地方自治運営の原則を規定して、いろいろ列挙主義で書いてあるわけなんです。これに基づいて地方財政法が出ておるわけなんですね、おそらくあなたの指摘したいのは、地方財政法で、県立高等学校の事業主体者である県が、都道府県が市町村に負担をさすことは違法ではないか、こういう論法ではないかと、こう考えるわけなんです。地方財政法の27条の趣旨から考えるとなるほどあなたのおっしゃる通りなんだ。しかし観点を変えて、しからば主語が市町村、いわゆる市町村が県に対していわゆる県立高等学校の敷地、及び造成費を寄付する行為は、これは地方自治法または地方財政法に違反すると考えておられるかどうか、この一点だけお聞かせいただきたいと思います。 ◆9番(松田昭山君) 市が県とか、あるいは国とか、そういったところに対して寄付をする行為は違法であると考えるかどうか、こういうことのようでありますけれども、これはもうだれが考えても明らかなように、寄付行為については、これは全く違法性があるものでも何でもないというふうに理解をいたしております。したがって市が土地なり、あるいは金なり、そういったものを寄付するというそのことそのものはこれは違法だ、そのようなことには考えておりません。 ○議長(八木米次君) ほかにございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論の通告を受けておりますので、発言を許します。  まず、30番 長本信頼君。           (登   壇) ◆30番(長本信頼君) ただいま上程されております議案につきまして委員長報告に反対をし、少数意見に賛成をする立場から申し上げたいと思います。  去る12月19日の新聞によりますと、西宮の連合PTAが県のほうに陳情にまいっております。その内容は、昭和45年度、ことしの4月の中学の卒業生は約3500人でありますけれども、その中で西宮の4つの公立高校の普通科に入学をいたしましたのはわずかに1300人でありまして、その率は38%であります。したがいましてそういうような状況からして連合PTAのほうはぜひとも、46年度に建ちますところの新設県立高校はぜひとも8学級に増級をしてもらいたい、こういうことで強く陳情をいたしております。さらにまたそれと相前後いたしまして、中学の校長会、あるいは教職員組合、さらにはPTAというような方面からやはり県に対して総合選抜制の問題について、完全総合選抜制を実施してもらいたい、こういう陳情が出ておるのは御案内の通りでございます。現在の選抜制は御承知のように本人の意思が2割、あと8割はその居住をしております地域制によって公立高校へ入学をするような、そういう選抜方法でありますけれども、これは従来から市の教育委員会、あるいはわれわれ議会のほうも、さらにまたPTA、あるいは多くの教育関係者のほうから完全総合選抜制にしてほしい、完全地域制に、居住制にしてほしい、こういうことを常に叫んでまいったところでありますけれども、県の教育委員会は依然として46年度においても45年度と同じような8対2の、そういうような内容を含んだ総合選抜制でやっていきたい、こういうことでありまして、この点に対しては、先にも申し上げましたように、非常に各方面から強く反対しておるところであります。このようにいたしまして、新設県立高校はできますけれども、学級数において、あるいは選抜制の内容におきまして非常に大きな不満と問題点を現在残しておるのであります。顧みまして、この新設県立高等学校の問題は、去る8日の本会議で私が質問の中で申し上げましたように、当時金井県知事が43年度に西宮市に対して、元国有林でありました甲山周辺のあの膨大な13万坪の土地を県立森林公園のために無償で提供してほしい、こういうような申し入れがありまして、あのときに議員総会で皆さん方に相談申し上げまして、それで一応条件をつけまして了承したのは御案内の通りであります。あのときの了承する条件には、45年度、4月1日開校を目ざして県立高校を誘致をする、こういうことの条件でございました。したがっていま問題になっております県立普通高校の新設については、13万坪の貴重な西宮市の士地を無償で提供しておる、これが一つであります。さらにまた高校用地の問題につきましては、苦楽園で1万2500坪の、五億数千万円の巨費を投じた貴重な用地を県のほうに提供をいたしております。それだけ西宮市が忍耐に忍耐を重ね、あるいはほんとうにたえがたきをたえまして県に対して協力をしておるにもかかわらず、いま申し上げたような、学級数の問題について、あるいは選抜方法において西宮市の意思について考慮してくれておらぬ、こういうような状況からいたしまして、いろいろ問題となっておりますところの整地費、約その予算額の半分に匹敵するような七千数百万円の整地費、これ以上のしをつけて県のほうに提供するということについては、私はどうしても賛成ができない、このように思うわけであります。先ほど少数意見が松田君から発表ありましたように、県のほうは44年度の決算を見ましても、15億になんなんとするような黒字財政であります。西宮市は御案内のようにも44年度は1億1000万円の一応黒字は出しておりますが、しかしその内容を見てみました場合に、何と73億の起債を西宮市はかかえておるのであります。年間の償還は利子を含めまして7億3000万円の償還をしておる。したがって44年度の決算は1億1000万円の黒字となっておるけれども、内容を分析いたしました場合に、73億の赤字を西宮市はかかえておるわけであります。15億の黒字を出しておる県に対して73億の起債、借金をかかえておる西宮市がなぜ13万坪の土地を提供し、1万2500坪の高校用地を提供しながら、なおかつ七千数百万円の整地費を県にのしをつけて渡さなければならないのか、どうしても私はそれが納得できないわけであります。過般問題になりました仁川ハイツの問題でもそうでありますが、県のほうは仁川ハイツということで勤労者憩の家を建てよう、これについても、土地は提供しなさい、整地費は提供しなさい、こういうようなやり方がいままでの県の姿勢であります。西宮市が学校を建てる場合に、あるいは保育所を建てる場合に、しからば地元に対して土地を提供しなさい、整地費を提供しなさい、こういうふうなやり方をやってきたでございましょうか。県は従来から、現在においても、そのように施設は建てるけれども、土地、整地費は全部提供しなさい、それをしなければよそへつくりますぞ、こういうようなことで、先ほど阪本議員から質問が松田君にありましたように、寄付は違法でないのかどうか、こういうふうな質問がありましたが、いつの場合でも県のほうは非常に巧妙に寄付行為という形において、非常に巧妙に、利口に、土地あるいはその整地費を寄付というふうな形においてさせまして、そうして自分の負担の責任を回避をしておる、こういうような状況であります。県という強いものが市という弱いものをいつまでたっても権力あるいは力にかいて圧迫をし、そうして筋の通らないことをいつまででも繰り返しておる、こういうふうな県の態度については、断じて私どもは了解ができない。こういうような立場からいたしまして、いま問題になっておりますこの高校の整地費の問題については、私は反対、こういうことで少数意見の松田君に賛成するものでございます。  失礼いたしました。(拍 手)           (登 壇) (拍 手) ◆22番(阪本信弘君) さなきだに乏しい地方財政の中から、2割自治あるいは3割自治といわれるこの苦しい財政のやりくりの中から県に対する寄付行為、あるいは負担、そうしたものをできるだけ避けたいということは、おたがいの共通の願いであり、また今日までその努力を続けてきたのです。また一方日ごとに高まりつつある住民需要に、わけてもいま御指摘の通りに高等学校の建設というものは市民の深刻な要求であり、またわれわれがこれを果たさなければならない当然の課題なんです。私はいまから賛成意見を述べますけれども、法で認められたみずからの権利を否認しながら、あえてこういう予算措置をせざるを得ない、こういう大きな矛盾に対して憤りを感じながら、私は賛成意見を述べるわけなんです。  お説の通りに、県立高等学校の事業費は、これは県費でやれ、法の精神なんです。また費用負担の区分の原則でもある。しからばあなたの言うように、この原則論を幾ら振り回してみても県立高等学校は建てられるか。私はほとんど絶望的に不可能に近いものだと考えざるを得ない。いまかりに私たちがあなたたちの主張を認めて少数意見に賛成するとしたら、はたして学校が建てられるかどうかということも考えなければならない。県立高等学校が誘致できるという保障が一体どこにあるのか。もし建てられなかったら、その責任は一体だれが負う、(「それは坂井知事だ」と呼ぶ者あり)その責めはだれが背負うのか。県立高等学校の誘致はきわめて困難なものである、それを取り巻く諸条件がいかに苛烈なものであるかということを十分おたがい知っているはずなんです。その現実の上に立ってそれを見詰め、踏まえながら、どう有利に一刻も早く解決していくかということが私たちに与えられた大きな使命であるということを銘記しなければならない。そういう観点に立って、ただいま述べられた少数意見に対して私の私見を二、三述べてみたいと思う。いま法違反の問題について私は質問しました。先ほど申しました通り、法は明らかに市町村の財政を守ってくれておる。しかし観点を変えて、西宮市がみずからの発意に基づいて自発的に自己財源でもって土地を寄付し、造成費の一部を寄付する、こういうことをやった場合に、それがはたして法に抵触するのかどうか、(「自発でないよ、圧力だよ」と呼ぶ者あり)それは違反だと、こう言う。このことは、私はみずからの自発的な寄付行為は必ずしも地方自治法あるいは地方財政法に抵触しないものだと考える。このことは多くの法学者が認めておる。昭和42年度において自治省が行政実例ではっきり立証しております。だから法違反云々という問題は一点の疑義もない。したがってこの問題については法はかくかく規定してあるんだから法の通りやれ、法の通りやったならばいつの日に一体高等学校が誘致できるだろう。こういう点から考えるならば、住民需要にこたえるべく、一日も早く高等学校を誘致するためには、こうした予算措置をしなければならない市当局の態度に賛成せざるを得ない。  次は、ただいま私の尊敬する長本さんから条件不満の反対意見が開陳されました。土地提供だけでいい、せめて土地提供だけで建ててもらいたい、これは市長も、あるいは教育委員会も、議会もひとしく望んでおるのです。共通の願いなんだ。先ほど申しました通り、それがために何年か一生懸命苦労してきたんだ。しかも交渉にはやはり相手がある。県には県なりの事情がある。そうしたことも十分勘案しなければならない。いままで建てられた他都市の数多くの高等学校は、土地あるいはその上に造成費、なおかつその上に建設費の一部を寄付して高等学校を誘致しておる。この先例、そこで西宮市が土地だけでというと、やはり他の都市との均衡上、県は西宮市の要求に対しては大きな抵抗を感ずるのではなかろうか。またこれが先例になって、これから建てられるであろう多くの高等学校もそうした先例になる、今度の事例でなる。だから交渉というものは、ある程度の限界、ある限度で認めるべきものは認めるのが至当ではないかと考えます。私幹事会で報告を聞いたのですが、いわゆる総額1億4566万円の整地費が、そのうち県の負担が6400万円、ガス、水道4266万円のうち1422万円、これが県。設計費の300万円に対しては、初め 半々の交渉をしておったが、結局市の要求を入れて全額県が持つ、こういう報告を聞いております。言いかえたら、1億4500万円の予算のうち8000万円を突破する、いわゆる半分を県が負担し、その残額が市負担となっておると聞いております。この条件は県として初めてだ、全く異例中の異例の措置だということを聞いておる。ここまでこぎつけてきた当局あるいは教育委員会の努力をむしろ多とすべきだと、私は考えておるわけだ。  それからいま一点は、甲山のことをいまおっしゃった、これは私の認識といささか異にします。長い話ですから、ここで言ってたら相当時間食いますので、結論的に言うなら、この15万坪の土地は高等学校誘致とは全く無縁のものだと、私はそう理解しておるのです。なぜなら、無償貸し付けした甲山森林公園がその中に市西高校の用地が包含されておるなら、高等学校の敷地がなくなるのだから、一つの有力な条件の獲得のきめ手になるだろう。ところがそうじゃない。15万坪の土地は、これは山林なんです。別に高等学校の敷地がある。水道の北山ダムですね、あれが2万5000坪、これは無償貸し付け、キャンプ場が3万8000坪、展望台3500、高校用地3万3000坪、これは全額貸し付けとなっている。残りの山林14万8500坪、計24万8000坪になりますが、この山林は交換条件に入っている、先ほど長本さんが言われたように、和歌山県の士地と交換をした、だから高校用地は別にあるわけなんだ。これは皆さん御承知の通り、上田清次郎氏なるものが国土開発という会社をつくって、この芦屋、西宮の山ろく地帯を買収して土地造成しよう。緑地保全という、自然環境を守れという市議会、市当局の強力な要請によりまして、いま申し上げましたような24万坪を確保する猛烈な運動を起こしたのです。交渉している中に、高等学校用地はこれは全額貸し付けができる、ダムは無償で、だからその分はオミットしたのです。問題はこの15万坪の山林なんだ、山林の中に高等学校が含まれてない、だから高等学校とは無関係だ。その14万8500坪については42年の12月の議員総会において県に対する県立公園の受け入れを議会が承認している。その際において各議員さんからいろいろな意見が出ている。県立高等学校の意見が出ましたが、他のところで裏面的にそういう話し合いがあったか知らぬけれども、全く無関係のもので、まだ高等学校敷地は現在営林署の所有地になっている。いま県は無条件と言われましたが、その条件はこれだけある。市と県と山林交換、無償貸し付けすることについて5つある。この3つ目に、高等学校は、これは買われたらかなわないから県でもって早いこと営林署に対して買収してくれということをいうている、こういう経緯から考えるならば、私は高等学校を、15万坪を寄付したのではないか、だからもっと、いわゆる西宮市の負担金を減少しろ、こういうことの条件には当たらない、こう考えるものです。もちろん私たちは先ほど申し上げましたように、できるだけ西宮市の負担を軽減するために、これは懸命の努力をしなければならない。しかしそうしたいろいろな事情は、今日まで先ほど申し上げました、いわゆる半額以上、県が負担する。この辺で、やはり住民需要にこたえる住民サービスをやるためには、この12月市会でこの原案は可決して、一刻も早く45年の開校を目ざしてやったのだから2年おくれてしまう。一刻も早く高等学校が建設されるよう私たちは賛成せざるを得ない。43年に金井さんのときですか、そういう話し合いが、おそらく金井さんは建てるということは言うたかもわからないけれども、その金井さんの頭の中には、いままでの慣例からいったら、すっかり整地された土地を頭の中に考えておる、その上県は建設費だけ出したらいいのだ、だから西宮市の県立高等学校は建てましょう、こういう約束をされたのではなかろうか、こう思うわけなんです。いろいろ御意見がありましょうけれども、最後に当局あるいは教育委員会、議会、3者一対になって今日までこの大きな問題に対してたゆまざる努力を続けてきて今日の議案上程になったわけなんです。したがいまして御賢明なる御判断をいただきまして、一刻も早くこの県立高校が建てられるよう祈念いたしまして、賛成のことばといたします。  ありがとうございました。(拍 手)(「議事進行について」)と呼ぶ者あり) ◆30番(長本信頼君) いま阪本議員が賛成討論をされまして、あえてまた反対意見をむし返すつもりはありませんが、ただ私が発言した甲山の13万坪の土地の問題について、いわゆる議員総会ではそういう記録は残ってない、したがってそんな話があったのかなかったのか私は知らぬ、一言にして言うたらそういう意味の発言でありますが、この点はたまたま私は42年12月の議員総会のときには確かに入院しておりました。でありましたので、当時副議長であった中村さんに議長席に座っていただいて議事進行をしてもらったわけでありますが、それまでのしかし話としては、これは幹事会において私は私なりにその点は徹底しておった、こういうように理解しておりますし、もちろん西宮市選出の7名の県会議員さんもこの点についてはずいぶん努力をしていただきました。そうして当の教育長も市長もそういう会合には再三出られて、十分知っておられるわけです。でありますから、そういうことが条件で、それが誘い水で今日問題になっておる県立高校は誘致をされたというように、私は理解をしておる。(「その通り」と呼ぶ者あり)したがってそういうような一つのちゃんと前提があるから、そういうものを踏まえながら、担当の教育長にしても、あるいは市長にしても、もっと強力な筋の通った交渉ができるのではないか、こういうことを先ほどから申し上げておるわけでありまして、その点はよく御理解を願いたい。一言だけ申し上げておきます。           (登    壇) ◆20番(大槻弥之助君) 共産党議員団は少数意見に賛成する立場から意見を述べたいと思います。  先ほどの賛成討論の中に、寄付行為は違法ではない、その通りであります。私ども好んでだれが県に土地を寄付するのか、先ほど長本議員も申し述べましたように、西宮市の中学校を卒業する子供のわずかに3分の1しか入れないという実情があるからこそ、何とかこの子供たちを公立高校に入れてやりたいという議会並びに市当局、教育委員会の意思があるからこそ、私たちは市民の立場に立って、やむにやまれず寄付行為をさせられていると言わなければならないのであります。その証拠に、ここで革新県政と、言うなら自民党県政との差が明らかだと思うのです。たとえば、京都府の蜷川府政を見ても東京都における美濃部都政を見ても、一体どこに用地を提供し、あるいは設計費まで出せという革新府政や都政があるだろうか、言うならば、人民を収奪するところの自民党の下請け県政であるところの坂井県政なればこそ、これだけの寄付をエサにして高校を、という形でやっておる、このことを私たちは強く指摘せざるを得ないのでございます。それと同時に私どもはここで考えなければならないのは、寄付行為をしたくない、超過負担をしたくない、こういうことは、たとえばいま今津における特定重要港湾の地元負担金についても、15%でもあかん、言うなら全額県費で持てというように、今日の窮迫する西宮市の財政を考えるときに、先ほどの討論の中でも、全額当然県が持つべきだということを主張しておるわけです。これは議会が満場一致で言っているわけです。ということは、県がかぶしておるのは言うなら行政の負担区分に違反をしておる、言うなら違反すれすれの行為をやっていることに対して、市議会が満場一致で請願を出した、県で採決されておる。だから、学校の寄付だから、あるいは港湾の寄付だから、何の寄付だからという形で行政区分を侵かすすれすれの行為をだまって許すわけにはいかないと思います。今回の寄付にしても、私どもはほんとうに県のやり方は悪どい、なぜかならば、この間の県会において金井県知事に対して退職金5000万円出す、こういう金があるなら、この退職金で西宮市の整地は完全にできる、もっと簡単に言ったら。あるいはまた考えてみたらいいと思う。但馬の総合開発計画に関西財界が金を出せといったら、はいよろしいといってその負担をしておるじゃないか。こういう財界の要求には積極的にこたえながら、なぜ県民の切実な要求であるところの学校教育にはこたえられないのか。これが言うなら自民党県政の本質だということを、私ははっきりと言わなければならない。私どもはこのようなことを考えてみますと、ほんとうに今回この債務負担行為並びに整地費というものについてはやるべきでないけれども、ほんとうに西宮市民の立場に立って、言うなら切なる父兄の願いの上に立って、やむにやまれず支出しておる、このことについても、私どもはこの支出そのものについてはやむを得ないけれども、この県の違法すれすれの行為に対しては共産党としては賛成することができないということを申し上げておきたいと思います。  それと同時に、サンテレビの問題でありますけれども、サンテレビの問題につきましても、現在のマスコミが一億総白痴化、言うならセックス、スクリーン、スポーツ、3S政策によって日本国民をほんとうに骨抜きにする、こういう立場に立った政策に乗っかって、そうしていまあらゆる番組が組まれていっておるわけであります。私たちはこういうテレビのあり方について批判を持ち、また自治体が積極的にこういうふうなアメリカの3S政策に従っていく、あるいは奉仕するという態度については賛成できないという意見を述べまして、反対の意見を終わりたいと思います。           (登 壇) (拍 手) ◆33番(平内伍郎君) 私は賛成討論が1名である場合にはしないつもりであったのですが、いま大槻議員のほうから賛成討論が出ましたので、つり合い上、(笑声)原案に賛成の討論をいたします。  議案第118号の第10款第1項7目公立学校建設費についての委員長報告に対する賛成討論であります。本市の県立高校誘致運動は、いまから10年前の昭和34年から始まっております。当時県立工業高校を県が主張いたしましたが、そのときの条件といたしましては、用地は全部提供せい、それから建築費の一部も負担せい、こういうばく大な要求があったために、断固として西宮市教育委員会並びに市会はこれに応ずることができないというので、独自の力をもって現在のあの東高校ができたわけでございます。その後43年の12月13日高校問題懇談会を地元の県会議員、あるいは市会議長、あるいは文教委員、あるいは市内の校園長、PTA、社会教育関係代表者、並びに教育委員会、また市の市長公室等のメンバーで市民会館で懇談会を持たれました。当日私も出席いたしておりましたのですが、最後に、西宮市としては普通課程の県立高等学校誘致を強力に推し進めることに結論づけられたのであります。これが本市の県立高校に対する第2回目の発端であります。それから先ほども話に出ておりましたように、昭和45年の第127回定例兵庫県会において、金井知事は西宮に県立高校新設を言明いたしました。それ以来県との交渉がいよいよ開始せられて今日に至ったわけでありますが、その間教育委員会の記録を見ますと、地元県会議員との懇談、並びに訪問は7回行なわれております。そして県に対しての陳情、あるいは交渉、折衝は実に24回に達しておりますし、また私ども文教常任委員会において継続審議になっておったため、経過報告も昭和45年5月21日から今日まで5回行なっている。われわれは5回この経過をずっと聞いております。このために文教常任委員会ではその経過はつぶさに知っているはずなんだ。そうしていよいよ最終的に煮詰めた案としては、いま議会に補正予算として整地費6440万円が提案されたのが今日までの経過であります。そこで、先ほどから長本議員あるいは大槻議員の反対の中にもありましたが、もし反対をせられるのでしたら、もう少し詳しく研究をしてから数字を言っていただきたいと思うのです。この整地費が大体1億円かかる、そのうち県はその約3分の2弱でありますが、6400万円を県が負担する、市は約3分の1強で3600万円を負担する、先ほど半分というふうな話が出ましたが、そうでなくて、1億円のうちの6400万円が県負担である、そして市は3600万円出す、そうしてガス水道は4660万円要るわけでありますが、これはやはり今後あそこに小学校あるいは中学校、あるいは幼稚園というようなものを市は建設していく、そういう予定でおりますために、県のほうで持ちます分が1422万円、市のほうは2844万円、これはやはり中学校なり小学校、幼稚園のガス水道の設備を含めた金である。それから、大槻議員の発言の中に、設計費まで持てというようなことがありますが、これは設計費は全額県で持つという、300万円の設計費は市費負担になっていない。そのトータルをとってみますと、1億4660万円のうち、県負担は8122万円、本市負担が6444万円、こういうふうになっている。この点につきましても、われわれといたしましては、先ほど言われましたように、市費負担はゼロにして、そうして全部県費で整地をやってもらおうじゃないかということは、たびたび文教常任委員会でも教育委員会に申してきたのです。そうしてたびたび折衝を持ち、最後に煮詰めたところが、やむを得ずここまで負担しなければならないという経過報告を聞いて、われわれは了承を与えたようなわけであります。審議中にもこういうことがあったのですが、少数意見を留保せられた議員から、絶対にこの6400万円は負担できない、いわゆる地財法第27条に違反じゃないかというような意見もそのとき出ました。しかし、それはさておいて、昭和45年の定例県会において金井知事は、西宮市に県立高校を建てるということを言明されているのだから、いまこの負担金を絶対に出さないのだということをいっても、県立高校は建つのだ、だからもっとがんばれ、こういう意見も出たわけですが、われわれは今日までの経過を見て、もしこの議案が継続審議にでもなり、1月あるいは2月市会においてきめるといたしますと、昭和46年の4月に開校はしたけれども、46年中には校舎ができないというような、そういうことに、なりかねないどころじゃない、なることは事実であります。これはわれわれといたしましても、開校はしたが、1年たっても校舎ができない、それではせっかく入学した生徒があまりにもかわいそうじゃないか。本市の教育正常化を目ざすもとになるのじゃなかろうか。こういうわれわれは観点に立って賛成を与えたわけであります。聞くところによりますと、県立高校誘致は、淡路、明石、姫路がそれぞれ強硬な誘致運動をしておるということであります。しかもこの3市は請願を出している、請願はすでに採択せられている。もし西宮が請願出したら4番目になっているわけなんだ。だからわれわれは請願を出さないで、陳情一点ばり、交渉一点ばり、先ほど長本議員の言われた甲山森林公園のとの問題も付帯条件にともに入れて交渉を進めてきたために、3市を追い抜いて今回西宮市がいよいよ実現する、こういうわけでございます。考え方によりますと、1億円の整地費のうちの6400万円まで県に持たしたということは、先ほど阪本議員が言われたように、全県下においても例を見ないところのこういう措置を県はせざるを得なかったということは、市の首脳部、あるいは教育委員会の努力の結果であって、今日まで地元の主張を頑強に交渉して有利に導いた、その経過はむしろ称賛に値すべきものじゃなかろうかと、私は思います。開校はしたが、校舎はいつ建ってもよいというような、そういう無責任な論議には耳を傾けず、ある程度の負担金はやむを得ない、それよりも一日も早くこの県立高校の校舎を完成させて、本市の高校教育の正常化を推進させるというわれわれの主張に、大多数の良識を持たれた議員諸氏の御賛同をお願いいたしまして、委員長報告に対する賛成討論といたします。終わります。(拍 手) ◆9番(松田昭山君) 議案第118号、歳出第2款総務費の中で、サンテレビジョンの出資金につきまして私は先だっての本会議におきまして約10点にわたっていろいろと質問を展開いたしまして、その後常任委員会において十分検討してもらいたいということを要望しておいたわけでありますが、それらの点につきまして私が十分理解がいくようには解明をされておりませんので、次に簡単に理由を申し上げますが、そういった理由によって反対をいたすものであります。  まず、これが商業主義に立った営利事業であるということは自明のことでありまして、そこでサービスエリアが広がって、西宮市民の約90%が見えるようになったということが理由にあげられているのでありますけれども、そのために、ここで忘れてならないのは、市民の経済的な負担が新たに加わるということを見逃してはならないわけなんです。従来六甲の頂上から出していた電波は36チャンネルです。そこで今度新しくできました3つの中継局というのは、北阪神中継局が42、宝塚が40、芦屋が48チャンネル、こういうことでありますから、そこで現在36チャンネルで受けていて、少し見えにくいから、たとえば芦屋の48チャンネルを受けたほうが非常にきれいに映るということになってくる、そうすると、これは新しいテレビのセットを持っている人にとっては問題ないとしても、大多数はまだ旧式のこういったテレビの映されてないところのセットを持っているわけです。そうすると、いままで36チャンネルのコンバーターなり、あるいはアンテナを使っておった人が、今度芦屋の48チャンネルを受けるということになると、新たにコンバーター並びにアンテナ、これはつけなければならない、こういうことで、ここで数千円の負担がかかってくるということになるのです。そういったことが忘れられている。そしてその事実を見てもわかるように、この市当局がやっているやり方というのは、住民の生活や要求というものをまず第一に考えるよりも、むしろ資本の要請というもの、これを優先さして考えたあらわれがここに出ているのではないか、こういうぐあいに思うわけです。したがってそのような資本を優先さしたところのこういった出資金というものに対しては、これは理解をすることができない。  それから、いろいろな低俗番組に対して、この番組編成についていろいろ意見を述べる機会ができるのだ、そのようにするという助役の答弁もありましたけれども、この800万円出資したことによって、それでは具体的に番組編成会議の中に市の助役が入るとか、そうして番組をよくしていくというような、そういう見通しなりというものが具体的に何ら示されてはいないわけです。その他10点にわたって質問いたしておりました点が、十分に私の理解のいくようには解明をされておらないので、これについては反対をすることを申し上げておきたいと思います。  以上です。 ◆30番(長本信頼君) これはまことに申し上げにくいのですが、いまうちの松田君から意見のありましたサンテレビの問題については、うちの会派としましては一応自由意思によってやる、こういうことになっておりますので、したがって会派として全部反対でもないし、賛成でもない、自由にやらしていただきますので、その点だけ申し上げておきます。 ◆21番(小牧裕子君) 共産党議員団は議案第123号に反対いたします。その理由は、これまでにもこの生活環境施設整備事業費の予算に対して反対してまいりましたが、非常に財政の乏しい中で受益者負担金を取って事業が進められている中で、特に本補正予算の中では、国庫補助が多くついてきたということで、管渠整備の分を終末処理場の建設費に充てて、公害を少しでも少なくするために、夏に工事をしないで冬場に工事をやるために終末処理場の費用に充てるという内容でございますけれども、現在の進んだ工法の中で公害を起こさない処理場建設、そういったものについても財政上やることができない、こういう関係があらわれている中で、ほんとに全市的に生活環境を守っていくという下水道の事業が進められるかどうかという点に依然として不安がありますので、この議案については反対いたします。 ○議長(八木米次君) ほかになければ、討論を打ち切り、採決に入ります。  上程中の9件のうち、まず、議案第109号、議案第119号、議案第120号、議案第121号、議案第122号、議案第124号、議案第126号、以上7件の採決を行ないます。  各案につきましては、ただいまの委員長報告通り決することに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よってただいま採決いたしました7件は原案通り可決されました。  続いて、議案第118号及び議案第123号の採決を行ないます。  両案につきましては、ただいまの委員長報告通り決することに賛成の諸君の起立を求めます。           (賛成者起立) ○議長(八木米次君) 起立多数であります。よって議案第118号及び議案第123号の2件は原案通り可決されました。  なお、委員会の要望事項につきましては、その趣旨に沿い善処されるよう希望いたします。
     ここでしばらく休憩いたします。           (午後零時08分  休憩)           ─────────────           (午後1時40分  開議) ○議長(八木米次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第4 議案第110号外9件を一括して議題といたします。  各案に対する委員長の報告を求めます。  建設水道常任委員長 目黒邦典君。 ◆13番(目黒邦典君) 建設水道常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第110号及び議案第111号、議案第113号、議案第115号市道路線変更の件、議案第112号、議案第116号、議案第117号市道路線認定の件、議案第114号市道路線廃止の件、並びに議案第127号及び議案第128号工事請負契約締結の件、以上10議案につきましては、去る17日に開催の委員会におきまして当局の詳細な説明を聴取するとともに、関係資料の提出を求め、さらには現地をも視察するなど、あらゆる角度から慎重に審査いたしました結果、いずれも原案を妥当と認め承認することに決しました。  議員各位の御賛同をお願い申し上げ、委員長報告といたします。 ○議長(八木米次君) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告につきまして質疑はございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。  上程中の各案に御意見はございませんか。──20番。 ◆20番(大槻弥之助君) 議案第112号及び議案第115号、議案第116号の市道路線認定でありますけれども、市道路線認定の幅員については、従来4m以上というような基準を設けておった。しかし最近を見ますと、2mというふうな非常に幅員の狭い道路もありますし、この112号や115号に見られるように、道路の斜面が非常に急勾配であるため、交通事故等が発生する危険性が多分にあると思います。私どもは、市道路線認定にあたっては交通事故等が起きないように十分に道路標識等、事故防止のための対策を十分検討していただきたいという要望だけ付しておきたいと思います。 ○議長(八木米次君) ほかにございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。  上程中の、議案第110号外9件はただいまの委員長報告通り決することに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よって議案第110号外9件は原案通り可決されました。  次に、日程第5 議案第130号ないし議案第144号の15件を一括して議題といたします。  各案に対する委員長の報告を求めます。  まず、総務常任委員長 谷口徳二君。 ◆19番(谷口徳二君) 総務常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第130号 西宮市一般職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定の件、議案第132号 昭和45年度西宮市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会所管科目、議案第139号 昭和45年度西宮市自転車競技事業特別会計補正予算(第3号)のうち本委員会所管科目、以上3件については、去る11日以来3日間にわたり開催いたしました委員会において当局より詳細なる説明を聴取して慎重に審査いたしました結果、いずれも原案に承認を与えることに決しました。  議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(八木米次君) 次に、文教常任委員長 白川夙雄君。 ◆32番(白川夙雄君) 文教常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第132号 昭和45年度西宮市一般会計補正予算(第9号)のうち、本委員会所管科目につきましては、去る11日開催いたしました委員会において当局より詳細なる説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案に承認を与えることに決定いたしました。  議員各位の御賛同をお願いいたしまして、委員長報告といたします。 ○議長(八木米次君) 次に、民生常任委員長 塚田信義君。 ◆41番(塚田信義君) 民生常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第132号 昭和45年度西宮市一般会計補正予算(第9号)のうち当委員会所管の各科目、特別会計の議案第133号、議案第134号、議案第135号、議案第136号、及び議案第142号 昭和45年度西宮市立中央病院事業会計補正予算(第4号)の以上6件につきましては、去る11日に開催いたしました委員会において当局より説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決しました。  議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 ○議長(八木米次君) 次に、建設水道常任委員長 目黒邦典君。 ◆13番(目黒邦典君) 建設水道常任委員長報告。  ただいま議題となっております諸議案中、当委員会に付託されました議案第131号 西宮市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例制定の件、議案第132号 昭和45年度西宮市一般会計補正予算(第9号)のうち当委員会所管科目、議案第137号 昭和45年度西宮市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第138号 昭和45年度西宮市住宅費特別会計補正予算(第3号)、議案第140号 昭和45年度西宮市兵庫県住宅供給公社委託事業特別会計補正予算(第2号)、議案第141号 昭和45年度中東瓦木地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)、議案第143号 昭和45年度西宮市水道事業会計補正予算(第2号)、議案第144号 昭和45年度西宮市工業用水道事業会計補正予算(第1号)、以上8件につきましては、去る11日以来開催いたしました委員会におきまして当局の詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、いずれも異議なく承認すべきものと決しました。  議員各位の御賛同をお願い申し上げ、委員長報告といたします。 ○議長(八木米次君) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告について質疑はございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。  上程中の各案に御意見はございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、討論を打ち切り採決に入ります。  議案第130号ないし議案第144号の15件は、ただいまの委員長報告通り決することに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よって議案第130号ないし議案第144号の15件は原案通り可決されました。  次に、日程第6 議案第97号を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を認めます。  民生常任委員長 塚田信義君。 ◆41番(塚田信義君) 民生常任委員長報告。  10月の臨時市会より継続審査中でありました議案第97号 昭和45年度西宮市立中央病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、去る18日及び昨21日の2日間にわたり開催の委員会におきまして当局より詳細なる説明を聴取し、また先進都市の視察、調査資料等を参考に慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認すべきものと決しました。  なお、当委員会はこれに対し、今後の病院建設、運営面において、権威のある、しかも市民から愛されるような病院へ脱皮されんことを大きく期待するものであり、さらに市財政の負担等の諸問題が山積していることを考え合わせたとき、われわれはより一そう深くこれが調査研究をする必要を感じますので、この際中央病院の新築移転問題の調査については閉会中の継続審査の議決を賜わらんことをお願いする次第であります。  以上、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 ○議長(八木米次君) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告について質疑はございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。  上程中の本案に御意見はございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。  議案第97号につきましては、ただいまの委員長報告通り決することに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よって議案第97号は原案通り可決されました。  次に、日程第7 意見書案第8号を議題といたします。  提出者を代表されまして、塚田信義君より提案説明を求めます。 ◆41番(塚田信義君) 旧軍人等に対する恩給処遇の改善等に関する意見書提出の件、提案理由を御説明申し上げます。  本件はのちほど上程される運びになっております請第7号に関連する意見書でありまして、民生常任委員会委員が発議者及び賛成者として名前をあげております。以下意見書案の朗読によって説明にかえさせていただきます。           (意見書案朗読)  以上であります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(八木米次君) 説明は終わりましたが、これより質疑に入ります。  上程中の本案に質疑はございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、これをもって質疑を打ち切ります。  おはかりいたします。  上程中の本案につきましては、会議規則第33条第2項の規定によりまして委員会の付託を省略することに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よって上程中の本案につきましては、委員会の付託を省略することに決しました。  ただいまより討論に入ります。  上程中の本案に御意見はございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。  意見書案第8号は、これを原案通り決することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よって意見書案第8号は原案通り可決されました。  なお、意見書の取り扱いにつきましては、正副議長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よってさよう決しました。  次に、日程第8 請第8号及び請第9号の2件を一括して議題といたします。  両請願に対する委員長の報告を求めます。  民生常任委員長 塚田信義君。 ◆41番(塚田信義君) 民生常任委員長報告。  ただいま上程されております、請第8号香櫨園地区学童保育所を設置するための請願、及び請第9号保育所建設に関する請願、以上両件につきましては、去る17日に開催いたしました委員会において慎重に検討を重ねました結果、その趣旨を妥当と認め、採択すべきものと決しました。  議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 ○議長(八木米次君) 委員長報告は終わりましたが、ただいまの報告につきまして、質疑並びに御意見はございませんか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) なければ、質疑討論を打ち切り、採決に入ります。  請第8号及び請第9号の2件は、ただいまの委員長報告通り決することに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よって請第8号及び請第9号の2件は採択することに決しました。  次に、日程第9 請第7号を議題といたします。  本請願は、先ほど意見書案第8号が可決されたことによりましてすでに請願の趣旨は達せられたものと認めます。  よって上程中の請第7号は採択されたものとみなすことにして御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よって請第7号は採択とみなすことに決しました。  次に、日程第10 民生常任委員会所管事項調査の件を議題といたします。  民生常任委員会の所管事項のうち、中央病院の新築移転に関する調査につきましては、会議規則第69条の規定によりまして、閉会中の継続調査としたい旨の申し出がございました。  よっておはかりいたします。  民生常任委員長より申し出のありました中央病院新築移転に関する調査につきましては、閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よってさよう決しました。  次に、日程第11 諮問第1号外11件を一括して議題といたします。  各件につきましては、それぞれ担当の委員会に付託し、審査を願っておりますが、各担当の委員長より今期定例会中に審査を終了する見込みがないため、閉会中の継続審査とされたい旨の申し出がございました。  よっておはかりいたします。  上程中の12件は閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よって上程中の12件は閉会中の継続審査と決しました。  おはかりいたします。  今期定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。よって会議規則第6条の規定によりまして、本日をもって閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(八木米次君) 御異議を認めません。よって今期定例会は本日をもって閉会することに決しました。  閉会に際し、市長のごあいさつがございます。           (登 壇) (拍 手) ◎市長(辰馬龍雄君) 閉会にあたりましてごあいさつを申し上げます。  去る3日以来の12月定例市議会におきまして、議員各位には連日にわたり熱心な御審議を賜わり、おかげさまをもちまして、昭和44年度決算をはじめ諸議案につきまして認定並びに御協賛をいただき、ありがとうございました。御審議の過程におきまして賜わりました御意見、御要望につきましては、今後十分に配慮いたしまして、御期待に沿う所存でございます。  本年も残り少なくなってまいりました。この1年議員各位からいただきました市政に対するあたたかい御指導、御高配に対しまして厚く感謝申し上げますとともに、御健勝でめでたく新年を迎えられますことを心からお祈り申し上げまして、閉会のとあいさつといたします。どうもありがとうございました。           (拍 手) ○議長(八木米次君) この際私からもごあいさつを申し上げます。  去る3日に開会されました12月定例会も、昭和44年度決算をはじめ、提案されました諸案件の審議を終わり、ここに閉会のときを迎えました。議員各位におかれましては、この1年間終始愛市、自治の精神をもって熱心に審議を賜わり、また議事運営につきましても、適切、格別の協力を賜わりまして、衷心より感謝にたえません。さらに理事者各位、並びに報道関係諸賢の御苦労、御精進に対しましても深く敬意を表する次第でございます。  波乱と激動を予想されました70年も無事に終わりを告げんとしており、西宮市においては総合計画基本構想の大綱成立をいまや見んとし、環境整備、公害対策をはじめ、特に県立高校問題等、各種事業は進捗し、新しい庁舎の竣工も間近でございます。どうか皆さん方には一そう健康に留意されまして、元気で新しい年をお迎えになり、さらに市政の推進のために御尽力賜わらんことをお願いする次第でございます。「馬を華山の陽に帰し牛を桃林の都に放つ」納市会に際し、お礼をかねまして一言ごあいさつを申し上げた次第でございます。  これをもって本日の会議を閉じ、本定例会を閉会いたします。  ありがとうございました。           (午後2時01分  閉会)...